2022年8⽉19⽇(⾦)~20⽇(⼟)の2⽇間、⽴命館アジア太平洋⼤学(APU)において、第27回(2022年度)年次⼤会を開催しました。
2020年度・2021年度の年次⼤会はコロナ禍にあってやむなくオンラインでの開催でしたが、本年度はハイブリッドでの開催に踏み切りました。
当初はオンラインでの参加者が⼤半であろうと予測していましたが、最終的に100人近い対⾯での参加があり、オンラインを含めると150人にのぼる⽅々にご参加いただきました。
決して交通の便がよいとは⾔えない本学までお越しくださった皆様、オンライン参加で⼤会を盛り上げてくださった皆様に、この場を借りて⼼から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
さて、「APUで世界の背中を考える」をテーマにした本年度⼤会では、初⽇に基調講演2つとAPUを知っていただくためのセッションを設け、2⽇⽬に総会と国際共修に関する特別ワークショップ、そして研究発表を柱としたスケジュールを組みました。
▼ 大会1日目
【開会式】13:00~
- 学会⻑挨拶: 近藤佐知彦(⼤阪⼤学国際教育交流センター 教授)
- 会場校挨拶: ⽶⼭裕(⽴命館アジア太平洋⼤学 副学⻑)
- 優秀論⽂賞表彰: 林韻⽒(広島⼤学⼤学院教育学研究科 ※ 論⽂掲載時)
「第⼆⾔語としての⽇本語の⽂章聴解における空間的状況モデルの構築と視空間作動記憶の働き――⼆重課題法を⽤いた実験的検討――」(『留学⽣教育』第26号)
【第1部】13:30~14:50
- 基調講演1: 『留学⽣交流の現状と今後の⾒通し』
下岡有希⼦(⽂部科学省⾼等教育局留学⽣交流室⻑)
- 基調講演2: 『今後の国語課の施策の⽅向性――「⽇本語教育の参照枠」を中⼼に』
松井孝浩(⽂化庁国語課⽇本語教育調査官)
【第2部】15:30~16:30 ※ 並行企画
- セッション1:『APU における多⽂化共修授業のデザイン』
近藤祐⼀(⽴命館アジア太平洋⼤学教授)
平井達也(⽴命館アジア太平洋⼤学教授・教育開発学修⽀援センター⻑) - セッション2:『APU の⽇本語教育』
本⽥明⼦(⽴命館アジア太平洋⼤学教授・⾔語教育センター⻑)
住⽥環(⽴命館アジア太平洋⼤学⾔語教育センター准教授)
【第3部】16:40~17:30 ※ 並行企画
- APU学内ツアー(対⾯参加希望者のみ)
- 『APUアドミッション~合格および奨学⾦獲得の秘訣』(APUアドミッションズ・オフィス国際)
【ネットワーキングイベント】20:00~22:00 @別府市営温泉「不⽼泉」集会室
- 会員同⼠のネットワーク作り、研究やキャリア等に関する語り合い(参加希望者のみ)。
▼ 大会2日目
【学会総会】09:20~09:50 ※ 会員のみ
【特別ワークショップ】10:30~12:00 ※ 研究発表の一部と並行企画
- 『学習効果から⾒る国際共修――学⽣は何を学んでいるのか?』
末松和⼦(東北⼤学教授・グローバルラーニングセンター副センター⻑)他
【研究発表】10:00~15:20 ※ 口頭発表は発表15分・質疑応答5分
⼝頭発表 午前の部: 10:00〜11:50(14件)
- グループ1 「⽇本語教育(発⾳・会話・通訳)」
- グループ2 「キャリア教育・⽀援&地域の多⽂化共⽣」
- グループ3 「コロナと留学⽣教育」
- グループ4 「国際教育・キャリア教育」
⼝頭発表 午後の部: 13:00〜15:20(25件)
- グループ5 「COIL・オンライン留学・国際共修・⼤学の国際化」
- グループ6 「コロナと留学・留学⽀援・国際共通語」
- グループ7 「⽇本語教育(認知など)」
- グループ8 「国際共修・オンライン教育・留学⽣⽀援」
- グループ9 「授業・活動実践」
ポスター発表 午前の部: 11:00〜12:30(8件)
- グループA 「キャリア教育・⽀援&教員養成」
- グループB 「⽇本語教育」
ポスター発表 午後の部: 12:30〜14:00(6件)
- グループC 「地域における国際共修&国際教育」
- グループD 「コロナと国際教育・オンライン教育」
以上、ハイブリッドでの⼤会開催が⼤きなトラブルもなく無事に終了しましたことを、ここにご報告します。
来年度は全対⾯で開催できる可能性もあるのではないでしょうか。
来年度の年次⼤会ではよりよい形で会員相互の交流・情報共有等を図れることを期待し、本年度の報告とします。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。