留学生教育学会は、2023年度 留学生教育学会 奨励賞を 中野遼子氏（東北大学歯学研究科 特任講師）に授与することを決定しました。
留学生教育学会奨励賞は、留学生教育やその関連分野における教育・研究・業務等において大凡５年以上の顕著な活動実績を有する個人会員で、奨励活動モデルとして今後、当学会への貢献を期待できる若手会員を表彰するものです。
【授賞理由】
中野遼子氏は、大学院生時代の2012年に入会し以降、12年に及んで当学会に在籍する。
博士課程で留学生教育研究に関ってきた上、2017～2022年に大阪大学国際教育交流センター特任助教として交換留学プログラムの運営にも関り、さらに東北大学歯学研究科の特任講師として国際共修の英語講義や国際研修を担当し、歯学部・歯学研究科の世界展開力強化事業に大きく貢献している。
大学間学生交流の研究や留学生教育に関する広範の活動等、高水準の研究教育の実績は充分に評価できる。
著書分担執筆１件（印刷中）、査読論文８報、国内口頭発表８件、国際学会発表10件、査読なし紀要等に12報、新聞コラム２件等、研究発表実績は群を抜いている。
さらに、留学生教育学会の運営にも積極的に参加し、留学生教育学会将来検討委員会委員（2021.09〜12）、留学生教育学会理事補佐（2023.04〜現在）、そして先般（2024.01.20〜02.02）開催されたJAISE-KAIE Joint Seminarの運営担当実行委員として大いに貢献し、当学会への貢献も他候補に比べて抜きん出ている。
また、学会若手研究者のネットワーク作りにも中野氏は積極的に取り組んでおり、若手研究者の成長と学会への結び付きを深めている。
